「毎月銘板」
「毎月銘板」-2012年後半
2012年に掲載した後半分です。金属銘板から木材、アクリル、12月は八幡様へ寄贈した大きな額のような看板まで多種多様な半年になりました。みなさんにとって何かの参考になれば幸いです。
七月
毎年８月の第一週頃に開催される三条夏まつりの花火をイメージした銘板を作ってみました。
前回の凧合戦につづき、ご当地ものです。
三条の花火は、打ち上げ場所から、観覧席までの距離が比較的近く、なおかつ、尺玉も打ち上げられるので、迫力満点です。花火の音がすばらしいです。風向きによっては、花火の燃え残り？のようなものが降ってきます。
お勧めは、競馬場跡の観覧席です。
2012年は、終了しましたので、ぜひ、、来年-2013年にご覧下さい。
名刺大のSUS304の材料をエッチングして、最初に「三条」「夏」「まつり」の文字を掘り込みました。
その上から いろいろな色を重ねて花火を表現してみました。色は印刷です。
（デザイン的には、う～んん。という感じです。）（ご容赦ください。）
八月
三条祭り若衆会で役員をしていた時に作成した看板です。サイズは、A4くらい。三条総鎮守である三条八幡宮のありがたいおみくじの説明書きです。本来は、ときたまさんぷるのネタになるようなものですが、急遽、毎月銘板に採用しました。
二枚ある写真のうち 二枚目の写真の板がこの看板の材料と同じ木材です。あまり綺麗とは言えない木材がこの看板の元になっています。
桐の板。しみがあったりでこぼこがあったので、紙やすりで磨いて表面を整え、のこぎりなどで形も整え、最後に、クリア塗装をしてあります。それから、ようやく印刷です。印刷もさることながら、材料をきちんとしたものにすることの方が時間を使っています。
木材って面白いです。すこし加工すると表情がまったく変わります。
九月
毎月銘板のロゴをすこし変更してみました。材料に厚みがある銘板です。3ｍｍの材厚です。
エッチング直後の状況です。この銘板に色をいれて派手な毎月銘板の銘板を作ります。
色入れが完了したら、また、写真をアップします。わたしのイメージに近い仕上がりになれば、結構見栄えのする銘板になる予定です、、、が、、、どうなるでしょうか？ ご期待ください。
お待たせしました。ようやく、色を入れてみました。
この写真は、色を入れて、磨きをかけた直後です。バフ粉が付いて真っ黒です。
（余談ですが、この黒い粉が爪の間に入って指が黒くなるんです。なかなか落ちません。）
汚れを落とした後です。
もっともっとドッキっとするような鮮やかな銘板になる予定でしたが、、、
わたしの想像を下回る結果になってしまいました。残念。。。。。。
ただ、厚みのある材料で作る銘板は重量感があっていいものです。
十月
元になる立方体キューブです。アクリル製です。一辺が約40ｍｍです。透明でとても綺麗です。
弊社で利用しているいろいろなロゴを印字しました。立方体なので６面ありますが、５面のみの印字としました。今後、さらに新しい事を始められるように一面は、空白にしておきました。空白に入りきらないくらい新しい事を始めることができればいいなぁ～という想いをこめて。。。
とても綺麗なのですが、撮影が下手でうまく伝わらないかもしれません。ご容赦ください。
十一月
檜を材料に毎月銘板のロゴを彫ってみました。（大きい方）
小さいほうは、桜の木を材料に作ったものです。（小さい方）おなじ印字でも色合いがまったく違います。
同じような作業で、千社札も作れます。
十二月
三条市石上の石上八幡宮へ奉納させて頂きました。構想３年、作業に半年ほどかかりました。
（作業の大半は、弊社会長（71歳）が担当しました。）
一枚目の写真は、八幡様の文字をインクでなそっているところです。（工程の一つです。）
二枚目の写真は、完成後に社内で撮影したものです。
八幡様の文字は、ステンレスを磨いて光沢を出しました。文字以外の部分は、紫色の塗料と白い塗料を吹き付けして着色してあります。（弊社会長（71歳）作業）
地域のみなさまのご協力を頂いて、鳥居に取り付けて頂きました。
いろいろな業者さんの協力を取り付けてくださった山本様、ありがとうございました。
ちょうど天気のいい日に撮影できました。先日の大雪がすこし残っているかなと思いましたが、鳥居にはまったく残っていませんでした。明後日が大晦日です。無事お正月を迎えることが出来そうです。
後半の半年間は、不定期になってしまい残念な結果になりましたが、なんとかぎりぎり１２ヶ月分銘板を作ることが出来ました。想像以上に、自分の計画性の無さに振り回されました。そんなこんなでしたが、
一年間 ありがとうございました。 (有)石川ネーム製作所 石川正徳
